market capitalization

仮想通貨の時価総額とは? 時価総額の意味やランキングについて紹介

仮想通貨の市場での影響力を表すための「時価総額」という指標をご存じでしょうか。

有名な仮想通貨と言えばビットコインやイーサリアムなどが代表的ですが、その他にも数多くの通貨が存在し、世界中で取引がされています。それらの影響力や需要の高さを比較するときに用いられる指標なのですが、時価総額について知っておくことで、市場の流れを正しく把握し、効率の良い取引が可能です。

今回は仮想通貨の時価総額について解説していきます。

仮想通貨の時価総額とは

時価総額は、市場価格×通貨発行量という数式で算出されます。取引されている通貨の市場価格は常に動き続けているため、時価総額も価格の動きに伴って常に変動していきます。

この時価総額が大きい通貨は「市場での影響力や信用性が高い」というような評価をされることが多いです。取引を行う投資家からの人気が高くなればなるほど時価総額が大きくなり、比例して信用性が上がることで、更に人気の通貨として認識される仕組みとなっています。

最近の仮想通貨の時価総額ランキング

2021年2月時点での時価総額ランキングでトップ3に入った仮想通貨を紹介します。

(1) 【1位】ビットコイン(BTC)

bitcoin gold

最も高い時価総額となっているのは『ビットコイン』です。仮想通貨に詳しくない人でも知っているほど有名な通貨となっており、2009年1月から使用が開始されている先駆者のような存在です。ランキング2位の通貨の時価総額が、ビットコインの約20%であることから、市場における影響力が大きいことが見て取れます。

日本では近年ビットコインを利用した支払いが可能な店舗やサービスが増えており、今後も流通が進んでいきそうです。

(2)【2位】イーサリアム(ETH)

ビットコインに次ぐ時価総額となっているのは、『イーサリアム』です。イーサリアムにはスマートコントラクトと呼ばれる機能を持ち、支払い条件などを設定すると、自動的にそれらを実行してくれるという特徴を持ちます。

ビットコインの約20%という時価総額ですが、今後ビットコインを超えるポテンシャルを持つと言われており、今後の成長に期待がかかっています。

(3)【3位】バイナンスコイン(BNB)

3位は世界最大級の取引所バイナンスが発行している『バイナンスコイン』です。ビットコインやイーサリアムとは大きな差がありますが、他の数多くの仮想通貨の中で3位に入る信用性を誇っています。

※2021年4月現在バイナンスコインは日本国内に取引所がなく、バイナンスでの日本の金融庁からの登録はできなくなっています。

3.仮想通貨の時価総額は正しく比較する

時価総額は仮想通貨同士を比較する際に重要な指標となりますので、正しい知識を持っておく必要があります。

例えば紹介したランキングの時価総額ではビットコインが1位、次いでイーサリアムとなっていましたが、イーサリアムはビットコインの5年後に初めて発行されています。そのため5年後にイーサリアムが現在のビットコインの時価総額を超える可能性があるということになりますので、単純にリアルタイムの時価総額だけで価値を決めることはできません。

このように一時の数字だけで市場価値を判断できない場合もありますので、常に最新の情報や知識を持っておけるよう心がけることが大切です。

 

 

ドージコインとは? 特徴や最新の価格動向、将来性について解説